Flutter開発においてFutureBuilderを使用することが多く自分なりに理解を深めてまとめたいと思いました。
備忘録としてここに記載します。
非同期処理とは
FutureBuilderを説明する前に前提として非同期処理とは何かを理解する必要があると思います。
こちらのサイトを参考にしてみてください。

非同期処理とは何か、何が嬉しいの? - Qiita
##非同期処理とは非同期処理は、あるタスクが実行をしている際に、他のタスクが別の処理を実行できる方式である。よくわからん。##その前に同期処理とはプログラムの記述順序通りに実行され結果が返る。add関数が実行され計算結果がリターンされてか…
私の中では、Twitterのいいねの数の増加などアプリでは非同期がないとユーザーがイライラするよという認識です。
Futureとは
非同期処理を実装するためのクラス
FutureBuilderとは
非同期処理に対応するためのメソッド
使用例
簡単な例として以下2点のシンプルなアプリを作成してみます。
- Firebaseのユーザーデータを取得する
- データあり→アプリの画面へ なし→Container表示
全体コード
FutureBuilder(
future: Firestore.getUser(ユーザーのID),
builder: (context, snapshot) {
//処理呼び出し中はぐるぐるを表示
if(snapshot.connectionState == ConnectionState.waiting) {
return const Center(
child: CircularProgressIndicator(),
);
}
if(snapshot.hasData) {
return AppMainPage();
} else {
print('future not data');
return Container();
}
},
);
static Future<dynamic> getUser(String uid){
final users = FirebaseFirestore.instance.collection('users');
try{
-- ここにユーザー取得などの処理記載
print('ユーザ取得成功');
return true;
} on FirebaseException catch(e) {
print('ユーザ取得失敗: $e');
return false;
}
}
future:
FutureBuilderの書き方として以下のように書く必要があります。
FutureBuilder(
future: Future関数
Future関数
今回使用したFuture関数です。
引数のユーザーIDがあればtrueをなければfalseを返しています。
Firebaseのエラーハンドリングとして on FirebaseException catchを使用しています。
static Future<dynamic> getUser(String uid){
final users = FirebaseFirestore.instance.collection('users');
try{
-- ここにユーザー取得などの処理記載
print('ユーザ取得成功');
return true;
} on FirebaseException catch(e) {
print('ユーザ取得失敗: $e');
return false;
}
}
snapshotの使い方
Future関数で取得したものを使うためにsnapshotを使用する必要があります。
snapshotは何種類かあったりと理解が難しいですが、下記サイトがわかりやすかったです。

FlutterでFirestoreのデータを取得するキホン
今回は、connectionStateとhasDateを使用して分岐処理を行なっています。
二つともその名の通りで下記のようなイメージです。
- connectionState: データ取得の通信状態(通信中なのか、通信が終わったのか)
- hasDate: データが存在するか(データあり、データなしか)
if(snapshot.connectionState == ConnectionState.waiting) {
return const Center(
child: CircularProgressIndicator(),
);
}
if(snapshot.hasData) {
return AppMainPage();
} else {
print('future not data');
return Container();
}
最後に
今回はデータがあるかどうかの確認のみですが、本来はデータを使って表示させる、更新されるなどいろんな処理がFutureBuilderによって可能になります。その辺も後日まとめていきたいと思います。
ではまた。
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